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2004.09.29

シェルタリングスカイ

シェルタリング・スカイ
シェルタリングスカイ/THE SHELTERING SKY

1991年 イギリス
監督 : ベルナルド・ベルトルッチ Bernardo Bertolucci
出演 : デブラ・ウィンガー Debra Winger
   ジョン・マルコヴィッチ John Malkovich

この作品は公開当時に観て、ものすごーーく衝撃を受けたのを記憶しています!

第2次世界大戦後まもない頃、ニューヨークから北アフリカへ、結婚10年目の夫婦が旅行にやってくる。
妻はキッド、夫はポート。そして同行者はキッドの友だちで若くてハンサム(という設定)なタナー。

長い船旅から、アフリカの大地に降り立った3人のセリフがとにかく印象的で、「独身時代の旅行の哲学」にもなっていました。
日本語は、まやのえ〜かげんな意訳ですが、こんなカンジなのぉ!

Tunner: We're probably the first tourists they've had since the war.
友:俺たちはここでは戦争後、初めての観光客(tourists)じゃないかなぁ?(でへ)

Kit: Tunner, we're not tourists. We're travelers.
妻:タナー、あたしたちは観光客じゃなくってよ!(おほ) 旅行者(travelers)なんだってばぁ☆

Tunner: Oh. What's the difference?
友:え? どうちがうんだい?

port: A tourist is someone who thinks about going home the moment they arrive, Tunner.
夫:観光客は到着した瞬間から、家に帰ることを考えるのさっ! タナー君。

Kit: Whereas a traveler might not come back at all.
妻:でも旅行者は、帰ることをかんがえなくってよ!(えへん☆)

きゃ〜ん! 独身の頃は「アテのない旅、カッコええ〜〜☆」ってシビレましたよぉ!
あたしも旅行者(travelers)になりたいかもぉ…、なんて思ってみたりもしましたん。

そして、アフリカに来たことがあるらしい夫に、友だちが尋ねるの。

Tunner: You've been to North Africa before, Port. Kit and I will just follow your plan.
友:ポート、ここは初めてじゃないんだよね! これからはどういう計画なんだい?

Port: My only plan is, I have no plan.
夫:無計画なのが計画さっ☆キラン

無計画が計画なんて、カッコいい〜〜〜(><)
旅には下調べが必要だけど、計画どおりに実行しようとするのは、なんだかおもしろくないもんね!


そして映画の中では、アフリカの地を倦怠期の夫婦が、何かを取り戻すために、目的のない旅をするーー。

なんともいえない美しいサハラ砂漠の映像。まるで文明人(?)を拒絶するかのようにも感じ取れる。
そして夫婦を待ち受ける過酷な運命。夫を看病するシーンでは、思わずもらい泣きしてしまいました〜(T T)

客観的な視点で進むストーリーは、いろいろな意味に解釈できます。
10年前に観た時とは、なんだかちがう思いがありました〜。
「夫婦」ってなんなんだろう?? って思わず哲学しちゃいまちたぁ…。

それに…、なんだかアフリカに旅した気分にもなれちゃう。。
ああ…憧れの地、アフリカ(なんちて♪)

でもまやの場合は、砂漠ではなくて、サファリで野良ライオンさんとかが見たいんだけどぉぉぉ!

29lion.gif最後のシーンで、市場に現地のヒトが集まっていて、物を売買しているみたいなんだけど、その群衆のシーンでちらっと写るのが、ライオンさんなのぉぉ!
顔がちらっ☆と写るだけなんだけど、どうにも生きているようには見えない。
しかも群衆がいっぱいでよく見えないんだけど、持ってる姿がやけに軽そうなんですぅぅぅ(><)
もしかして、アフリカの市場では、ライオンの生首が売っているんですか???

っていうか、何に使うんだぁーーーーーーっ!?

この映画は、また10年くらいたったら、観てみたいです♪
その時、あたしは、何を想うのだろうか?(なんちて)


シェルタリングスカイのセリフが、ちょりっとのってるsite(英語のみ): Andy's Movie Quote Page: The Sheltering Sky

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