« 月餅、食べ比べ | トップページ | ねこかん vol.4 発売☆ »

2007.02.08

火山と地震〜その予測と被害〜

放送大学大宮学習センターで2日間の集中講義「火山と地震〜その予測と被害〜」を受講しました。
大宮駅構内って、いろんなものが食べることができてすごいですね〜☆
大学に持ち込むお弁当も含め、ほぼ3食ずつ堪能いたしました〜(じゅるる)

070208shelf今回の授業は「地学」な授業。
講師は、都市の地震研究で有名な角田史雄先生。
地球レベルのマントルのしくみからアジア、日本列島、各地方の地層…、そして地震の原理など、とても役に立つ情報がいっぱいでしたぁ☆

我が家では、タンスや本棚などは倒れるようになるべく置かないように気をつけているんだけど、仕事部屋の本棚はちゃんと転倒防止策を講じてなかったり…(汗)
愛しいうしこタンもよくお昼ねしているので、なるべく早く家具転倒防止器具を設置しなくてわ〜☆

「各活動の場における、地震災害の減災策」というレポート課題があったので、横浜市民のみなさまにお役にたてれば…ということで、ちょりっと公開してみたり。
なおわたしは、地学は門外漢なので、まちがいがあるかもしれません。
ご容赦の上、ご参考にしていただければ幸いです。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - 

「横浜市における、地震災害の減災策」

1. 目的

 「天災は忘れたころにやって来る」ということわざがあるが、地震災害は予測が難しい分、被災者の負担ははかりしれないものがある。常日頃から地震を予測、想定し、自分が暮らす横浜市において、どのような減災策があるのか、考察した。


2. 地震のメカニズム

 2.1. マントルと地震帯

 アメリカのWoodhouseとDiewonskiiがMRIの原理を地球内部解析に応用したマントルモグラフィ法(以下MT法)により、地球内部はアリの巣構造のマントル部分と各種の地塊から成っており、マントル部を流れる熱流帯と地震帯は相関があった。そして、プレートとは無関係な浅発地震が火山帯のある日本列島には頻発していることがわかった。

 2.2. 日本の火山帯における、噴火の北上

 太平洋の周囲を取り巻く火山帯は環太平洋火山帯とも言われ、日本列島も含まれる。角田(2007)によれば火山と地震はプレート境界(以下PT境界)とは無関係で、MT画像により地下が暖かい、または熱く、岩石が溶けてマグマができている所なら、地震はどこでも発生する。アジアにおける日本列島への熱流は、フィリピン→台湾→日本と流れ、角田(2007)によれば環太平洋の火山・地震帯での地変パルスは、40〜50年で繰り返し現れる。南関東における巨大地震は、伊豆諸島大島の火山の噴火の影響を受ける。また大島の火山噴火は硫黄島、西ノ島などの活火山との距離や時間に相関関係があり、2010年から2030年ごろに大島が噴火する予測がたつ。そしてさらに、神奈川県横浜市を含む南関東は、浅発地震がおこる可能性がある。
 
 2.3. 横浜市の活断層

 角田(2005)によると「活断層」とは、45億年という長い地球の歴史の中では、ごく最近の変動ということになり、この活断層は現在でも動く可能性が高いと見られている断層のことである。横浜市付近の断層は横浜市北方の東京都武蔵村山市、立川市から国立市にかけて、北西から南東方向に延びる活断層「立川断層」がある。これまでの研究では、立川断層はおよそ5000年に 1 回の割合でM7クラスの地震を発生させると考えられている。1997年に横浜市が行った反射法探査や浅層反射法探査などの調査によると、浅いところに分布する地層は連続していることが明らかになった。
 調査結果では、約150万年前に堆積しはじめた上総層群という地層が、断層によってずれていないことから、約150万年前以降は断層の活動はなく、活断層である立川断層は横浜市域に延びていないと判断された。また角田(2005)によれば、東京の立川断層は活断層で有名だが、ズレの跡だけが残っている活断層と考えられている。その根拠はこの断層が動くならば、両側の震動が違うはずだが、立川断層を何回調べても、断層の両側の揺れ方はいつも同じということをあげている。以上このことからも、立川断層は横浜市における地震予測について影響がないと推察した。


3. 地震予測と減災策

 3.1. 揺れの予測

 地殻の破壊度はキューリー点の高いところに対応する。横浜市はやや低いとされる位置にされ、前震・本震・余震のパターンになりやすい。地震が発生するとまずたて波(以下P波)が届き、遅れてよこ波(以下S波)が届く。震源が同じ方向ならばS波は同じ方向にゆれるので、家具の配置など揺れに影響が出にくいように配慮した方がいい。横浜市の場合は震源を伊豆諸島方面と仮定して、S波は北北東-南南西方向になるのだろうか? 家の中の鴨居など条件が同じところの4辺に、落ちやすい物を置いておくと、調べることができるので、調査してみたい。
 
 3.2. 液状化震災対策

 地面近くの軟弱地盤中の砂層は、砂粒とその間を埋める地下水からできていて、地盤支持力により地面の安定を保ち、建物を支えている。こうした状態で何度も繰り返し地震波を受けると地下水圧が増大し、液状化がはじまる。液状化した地盤は揺れがおさまるまでの間は地割れや横滑りの原因となり、災害時には非常に危険な区域となる。電信柱が傾いているところや塀がくずれているところは液状化の危険があるので、普段から近所を歩く時に注意した方がいいだろう。また災害時の避難路などに液状化の傾向を発見したら、ねばり強く行政にかけあった方がいいだろう。

 3.3. 地震時におけるマンションの特性

 10階建て程度のマンションは、耐震構造により3階と6階あたりが激しくゆれ、震度でいけば+1.5くらいの体感になるという。私は11階建ての11階に住んでいるが、地震のゆれは地震速報の震度よりも大きく感じることがある。激しい揺れにより窓枠やドア枠がゆがみ脱出できなくなることもあるので、余裕があれば玄関のドアを開けた方がいいだろう。
 また寝室には落ちてくるものを置かないようにしたり、本棚などは倒れないような工夫も必要であろう。特に注意すべきなのは、逃げ場をふさがないように日頃から気をつけることである。本棚などが倒れて逃げ場を塞がないように、転倒防止対策は必要である。
 災害が起こった時には、インフラが機能しなくなる可能性もある。そして救急車などの出動も限度があるため、3日は自分で自分を助ける「自助」をしなければならない。私の住んでいるマンションは電気が止まると水道も止まるため、水の備蓄は必要だろう。あとは懐中電灯用と予備の電池、ろうそく、食料、常用している薬なども必要である。情報を得るためにケータイ電話や手動の充電器、またラジオも必需である。いつでも持ち出せるように、定期的に内容を確認する習慣を身につけておきたいものである。

 3.4. まとめ

 災害時に冷静に判断するのはむずかいことであるが、いざという時のために予測し、準備をしておけば自己被害を軽減させることができると考えられる。食料などのストックはもとより、家具の配置や避難地への順路や家族との連絡方法等、定期的に見直し、家族と共に話し合う機会が重要であると考えられる。


4. 参考文献

角田史雄(2007)「火山と地震-その予測と被害-」放送大学面接授業資料.

横浜市(1997)「 横浜市域内活断層基礎調査結果報告」(on line) (2007年2月9日アクセス)<http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/katudan/katudansou.html>.

ふじみの市(2005)「 防災・救急・防犯/災害予防/阪神・淡路大震災に学ぶ」(on line) (2007年2月9日アクセス)<http://www.city.fujimino.saitama.jp/life/emergency/yobou/manabu.html>.

|

« 月餅、食べ比べ | トップページ | ねこかん vol.4 発売☆ »

奥さまは大学生3+平成18年度卒業研究」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。