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2007.12.11

古代エジプト美術から見る猫崇拝

071211bastet_ushiko放送大学面接科目「芸術の理論と歴史」を受講するために、週に1回、全部で5回神奈川学習センターに通学しましたぁ。
単位取得には、80%以上の出席と、美学に関するレポート提出が必須。
どーせレポートかくなら、やっぱりネコでしょーねこぉぉぉ☆

にゃんこの芸術で学問ぽく語れるのって‥、う〜んと‥、バステト像とか?
そんなわけでテーマは「古代エジプト美術から見る猫崇拝」に決定☆
せっかくいろいろと調べたので、メモかわりにここにもかいておこっと☆

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猫の家畜化の歴史

 現代では世界中で猫は家畜化され、その姿を見ることはめずらしくありません。猫はコンパニオンアニマルとして犬と共に人気がありますが、人間をリーダーとして服従する犬とはちがい、猫は服従することはなく孤高であり、時に気高く見えます。そしてそのようなミステリアスなところが猫の魅力だという飼い主も少なくないでしょう。
 そのような気高い猫族を、初めて家畜化したのは古代エジプトだといわれています。一番古い猫の記録は紀元前3500年ごろ、エジプトのテーベの墓から出土された壁画に描かれていた猫。ほかにもデール・エル・メディナの墓地で発見された紀元前1275年の壁画には、椅子の下に猫がいるだけでなく、ひざの上に乗り、衣服の袖口にじゃれつく子猫も描かれています。このことからも、エジプトにおいては、紀元前から人間と猫との親密な関係をうかがい知ることができます。

エジプトの猫崇拝

 古代エジプトにおいては、猫は収穫した穀物を荒らす鼠を退治することを目的として飼いならされたのでしょうか? 多数のミイラとして発掘されていることからも、猫は「役にたつ動物」としてだけではなく、古代エジプト人に崇拝されていたのです。古代エジプト人は「猫の瞳は鋭敏に変化し、また、闇のなかの物を見ることができるので、これは猫の目が太陽に従って変化し、夜は太陽が猫の目を通して下界を見るためである」と考えていたようです。猫の目が満ち欠けする現象を、月の満ち欠けと同じような、神の司る現象と考えられていたのかもしれません。
 エジプトの猫崇拝は第十二王朝(紀元前1991〜1786年)の時代にはじまり、中部のベニ・バッサンがその中心地になりました。多数の猫がミイラにしてここに葬られ、この信仰は第二十二王朝(紀元前945〜715年)には遂に頂点に達しました。ただし、埋葬地はナイル下流のブバステスに移り、そこが第二の猫の聖地になったのです。古代エジプト人は猫を崇拝し、猫が死ぬと喪に服し、死んだ猫はミイラにして猫を祀る寺におさめたとされています。古代エジプト人にとって「死」は生命の終わりではなく遺体が保存されることにより来世で永遠に生きることは可能だと考えられました。このように猫は神聖な動物として、永遠の命が与えられたのです。

エジプト展における猫崇拝の象徴

 1999年に上野博物館で催された「大英博物館 古代エジプト展」では、猫崇拝に関する展示として「ネコの姿をとるバステト女神像」がひときわ目をひきました。この青銅製の像は末期王朝時代、第26王朝(サイス朝時代)、紀元前600年頃のものであり、高さ27センチほどと、同じフロアに展示されていた猫のミイラや棺と比較すれば小さいものでしたが、凛とした雰囲気が神々しくも感じさせました。「大英博物館 古代エジプト展」図録によるとこのバステト像の説明は以下のとおりです。「ネコはバステト女神の地上での化身を表している。眼は本体とは別に青銅製の瞳孔と白水晶で象眼されており、光が当たると琥珀色に見える。たてがみを持つライオンの諸女神は獰猛さゆえに崇められたが、後の時代になると、バステトのみがそれほど恐ろしくないネコの姿に変わった。牝ネコは多産で知られていただめ、バステト女神は豊穣の神としても崇められた。そして、関連は不明だが、祝祭と陶酔の女神としても崇拝された。」
 このバステト女神像はしなやかな曲線で猫の美しい筋肉のラインを表現し、まっすぐに見据えた視線には、気高さが表現されているように見えました。この像を見つめていると、古代エジプト人が猫に対して、畏敬の念を抱いていたことを感じることができました。

まとめ

 今回「バステト像」に興味を持ち調査して感じたのは「エジプト美術の美しさ」です。自然や動物のモチーフが多く用いられ、そして色彩にあふれながらも躍動感あふれる表現に、心躍らされました。そしてエジプトを発端として「猫」に関する美術や崇拝は世界に広がり、様々な形で表現されています。
 日本においては「招き猫」という「商売繁盛」の象徴から、「猫又にみられる妖怪」などの恐れられる存在としても、様々な形で猫は表現されています。このミステリアスで美しい生き物「猫」に関する美術をこれからも鑑賞し、また自ら制作していきたいと考えています。

[参考文献]
鈴木まどか 編(1999)『「大英博物館 古代エジプト展」図録』朝日新聞社
林良博(2003)「イラストでみる猫学」講談社
平岩米吉(1992)「猫の歴史と奇話」築地書館

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大学のレポートは、引用をちゃんとしなくちゃだったり、論文独特の表現が読みにくいので、ブログ用にかきなおしてまふ♪
バステト像は昔から興味があったけど、今回知ってしまったのは「猫の聖地エジプトのブバステス」。
エジプトってビラミッドとか一回見てみたい〜って思ってたけど、猫の聖地も行ったみたいいいい☆

今でもこの町には猫の墓と神殿の跡が残っているそうです。
でも日本語Webをざっくり見てみても‥、情報がにゃ〜いい(T T)
文献では「ブバステス」だったけど、「ブバスティス」の方が、より検索しやすいみたい。
これから少しずつ、情報を集めたいと思っています♪

9年後のリフレッシュ休暇は、ギリシャかエジプトねっ(ぐふ)>だ〜りん

[バステトの画像ありなサイト内リンク]
++まやのひとり言++:ハムナプトラと、猫の女神バステト神(2004.02.17)

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