きょうは放送大学のスクーリング「南西諸島の歌と踊り」。
スクーリングの前に「沖縄への想い」という事前レポートがあったので、もちろん猫のことを書きました。
わたしの名前は「マヤ」ですが、とにかく猫が大好きです。
沖縄で猫のことを「マヤー」と呼ぶことを知った時には、運命を感じました。
生まれは東京、育ちは横浜なわたしですが、沖縄が第2の故郷のような気がして、仕方ありません。
そんなこともあり、今回の授業は、すっごーく楽しみにしていました〜♪
出席をとり、わたしが猫好きな「マヤ」だと判明すると先生は、
「あなたがマヤさんね。聞かせたい唄があるのよ〜」
とおっしゃり、八重山に伝わる「猫ユンタ(まやーゆんた)」を、聞かせてくださいました。
猫ユンタ まやーゆんた maya-yunta 南風野英三/島袋 寛二/作久本 芳
01 うふだぎぬ (ハヤシ)サーユイサヌ(以下同じ)、
すばなんか (ハヤシ)マタミャウミャウ ヨーホーカーラ ラヨティ(以下同じ)
02 ざらだきぬ、なかなんが
03 まやぬふぁーば、なしちぃき
04 いちぃぬふぁーば、なしちいき
05 ななぬふぁーば、なしちいき
06 いちいぬふぁーに、かんしぃびらり
07 ななぬふぁーに、かんしぃびらり
08 あまぬだしぃ、ぷしゃんどぅ
10 いちぃぬぐーば、まーりおーるけー
11 ななぬぐーば、みぐりょーるけー
12 うふたくふ、あたりょーり
13 みゅーとぅたくゆ、あたりょーり
14 うふしじゃに、みーしぃきらり
15 ばふちぃなし、ふんたばらり
16 いちぃぬふぁーぬ、くとぅうむい
17 ななぬふぁーぬ、くとぅうむい
18 まいぬんぼん、ぬどぅにうりぃぬ
19 いずぬしぃる、ぬどぅにうかるぬ
[大和言葉訳]
01 大岳の傍らに
02 座羅岳の中に
03 猫の子を生んでおき
04 5匹の子を生んでおき
05 7匹の子を生んでおき
06 5匹の子に(乳を)噛みすわれ
07 7匹の子に(乳を)噛みすわれ
08 あまりの出汁(だし)の欲しさに
10 五のグー(未詳、岸礁か)を回っていますうちに
11 七のグーを回っていますうちに
12 大蛸に[行き]あたりまして
13 夫婦蛸に[行き]あたりまして
14 大人間に見つけられ
15 藁綱でふん縛られ
16 5匹の子のことを思い
17 7匹の子のことを思い
18 米の飯も喉におりない
19 魚の汁も喉におりない
うわ〜ん!
猫ユンタがあるなんてじぇんじぇん知らなかったので、すっごい感激ですぅぅぅ〜(>▽<)
先生にコピーをいただいたので、出典はわからないのですが、09が抜けているのは何か意味があるのかもしれません。
この歌には、こんな解説がありました。
この歌は各地で伝えられるマヤーユンタ系歌詞のひとつである。同系の歌詞の歌意は、山の麓に住む猫が子を生んだ。母猫は子猫に乳を吸われては、浜に降りて魚を得てまた乳をやるというふうにしていた。あるとき、浜に降りて漁をしてると、士族の青年に捕らえられ、石垣にまで連れてこられ、その家に上げられる。青年はさまざまに食事を与えるのだが、子猫たちのことを思うと食物ものどからおちてはいかない、というもの。この歌はその物語の前半部にあたる。
ううう…、なんと悲しい歌ではありませんか(TT)
この歌は、身分制社会における士族層の横暴を歌ったものという説もあるそうです…。
ううう…、やっぱり悲しい〜(T△T)
でも三線を弾きつつ、歌ってみたいよぉぉぉ〜☆ 〈マタミャウミャウ〉
また、竹富島Q&Aのメニューページによると、マヤ=猫について、こんな記述がありました。
『沖縄おもしろ事典』では、「鳴き声からついたと思われると述べ、沖縄の猫の鳴き声はミャウミャウである云々」と述べています。
八重山民謡の「与那国のマヤーグヮ節」では、〈マウてぃばマウてぃばよ〉と歌っており、「マヤユンタ」では〈ミャウミャウ〉と歌っています。
また、竹富島でも、子供を脅かすときなどに、ウリウリ、カーラ、グルマーウヌ、クンドー(それそれ、向こうから、猫が、来るぞ)と、爺さんや婆さんたちがいっていました。従って、マヤは、鳴き声に因むもので、本来は「マーウ」です。
それから、組踊の「花売りの縁」に、インマユ(犬猫)という台詞があり、波照間島では、今でも「マーウ」といわれているようです。以上のことから、マーウ−マユ−マヤと転訛したと考えられます。
蛇足ながら、中国語でも「マーウ」といいますが、それも猫の鳴き声からついたもののようです。(玉城憲文)
うわ〜〜ん!! 聞いてみたいよおぉぉぉぉぉ〜!!!〈マウてぃばマウてぃばよ〉
もうこれは、沖縄へ行って、三線を買い、「猫ユンタ」の資料を集めてくるしかないですねっ(笑)
だ〜りん、つきあってえぇぇぇぇぇ〜〜!!
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