全5回の放送大学の「教育心理学実習」と「臨床心理学入門」のスクーリングもきょうで終わり♪
どちらも、クライエントのお絵かきを見ながら、内面をさぐる「描画法」の講義。
絵を描くことは、すっご〜く好きなので、興味しんしん!
特に「臨床心理学入門」の授業では、実際に「風景構成法」の実習をしました。
学生はふたり組になって、ひとりがカウンセラーの役をやって、サインペンと画用紙をクライエント役に渡します。クライエント役は、カウンセラー役の指示通りに、アイテムをひとつずつ、ゆっくりと描いていきます。
鉛筆や消しゴムを使用しないで、サインペンでワクだけ引いた真っ白い紙に、いきなり描かなくてはいけません。
カウンセラー役は、1枚の画用紙に最終的に1つの風景となるように、川、山、田、道、家、木、人、花、動物、石を順に描いてもらいます。
ひととおり描きおえたら、何でもいいので書き足して風景を完成させ、クレヨンで色を塗ってもらいます。
絵の上手、下手を問うモノではないので、好きなように描いていいということを伝えます。
どうしても描きたくないアイテムは、無理強いせずに、とにかく自由に描いてもられるようにします。
カウンセラー役になって、クライエント役のお絵かきしている様子をじっと見ているのは、けっこう楽しいです。
どんな風に風景が完成されていくか?、そしてどんな色を塗るのか、クライエントの心が映し出されるようで興味深いですね〜。
それにクライエント役になって、カウンセラー役が見守ってくれながらのお絵かきは、なんだか心がどんどん解放されるようで、描いててすっごく癒されました〜。
うぅ〜む、これがアートセラピーなのかぴら?
画材がサインペンとクレヨンというのも、童心に帰れて気持ちいい〜!
「上手く描いてやるぅぅ☆」 な気負いがすっとぬける、ステキな画材だなぁ…、って感じました。
20分くらいかけて、できたお絵かきはこんなカンジです♪
ちょりっとまがりくねった「川」に、亜熱帯の木々が生い茂る「山」。
「田」んぼは米しか収穫できないし、手入れが大変なので、ハーブと野菜畑にしちゃいましたん。
川からおうちに続いてる、踏みしめた土の「道」に、森の廃木で作った、こじんまりしたログハウスな「家」。
川の中からはえているのは、マングローブの「木」。森にも亜熱帯の常緑樹がたくさん生えています。
そして、真ん中にいる「人」はあたし。おうちの中では家族が食事を作ってくれています。
家のまわりにはお花畑があって、色とりどりの「花」を咲かせています。
「動物」は、まずおうちのまわりにはたくさんの猫。森を自由に駆け回っています。
ヤマネコが川を渡っていて、川の中には魚や貝、カニ、エイが泳いでいます。汽水域なので、海水魚もいます。
マングローブの根の付近には水草も生え、たくさんの稚魚やプランクトンがいて、種は多様です。
空には鳥(猛禽類)が飛んでいて、お花畑にはちょうちょ、森にはカブトムシが飛んでいます。
「石」は、お花畑の回りにおいて、花壇にしました。
空はくもひとつない快晴で、太陽はさんさんとふりそそいでいますが、川のそばなので意外と涼しいです。
それに森の中だと、危険な生物も多いので、長袖長ズボンを着用しています。
こんなことを、カウンセラー役の質問に答えながら話しました。
にこやかに、お話を聞いてくれて、とってもうれしかったです。
そして実習が終わったら、先生から各アイテムが意味する象徴の説明を受けました。
もし、興味を持って描いてみようかな? って思った方は、お絵かきする前には、これより下は、みないでくださいねっ☆
先生の説明によると、各アイテムの意味することは…
「川」は無意識の流れ。心の中を出したくない人は、川の境目をあいまいにするそうです。
「山」は欲求水準の高さ。
「田」は仕事の象徴。
「道」は人生のめざそうとする道。
「家」は家庭の象徴。
「木」は自己像。
「人」は自己像や対人関係。
「花」は華やかさをどれだけ求めるか? 愛情欲求の象徴。
「動物」はかくれた攻撃性。でも身近にいる動物を描くことも多いそうです。
「石」は障壁。仕事に障壁があると、田んぼのど真ん中に大きい石を置いたり、家庭に障壁があると、家の近くに大きな石を置いたりする傾向があるそうです。
また、空間象徴における解釈の仮説もあるそうです。
左は「母、過去。内向」を意味し、右は「父、未来、外向」を意味します。
各アイテムの位置や、全体的な絵のバランスがどの空間にあるかが、解釈の基準になるそうです。
さ〜て、あたしの描いたお絵かきからは、どんな解釈ができるのでしょうか??
正直いって、じぇんじぇんわかりません(わはー☆)
心理学に興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね!
でも心理学初学者のわたしには、解釈は全くできないので、そこんとこよろしくです〜(^^
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